小さい頃のお話
私は、小さい頃にテニスをしていた。大会にも出場し、頑張っていた。
大会に出ると対戦相手の強豪選手は、いつも同じラケットを3本並べ、威圧してきた。(かっけーなと心の底から思っていた)
一方の自分は、サンタさんから頂いたブルーラケットとよく分からないスペアラケットの計2本で戦っていた。
このブルーラケットの打球感は心地良く、特に不満はなかったのだが、、、
ただ、この頃、ウィルソン製の赤いラケットやバボラ製の黄色や青色のラケット、ヨネックス製の黄色のラケットにすごく憧れていた。(テニスをしたことがある人はすぐにわかると思う。)
そして、親にねだった記憶はないが、ラケット3本揃えることを夢見ていた。
ハプニング
先日、バトミントンの大会に出場した。結果は準優勝。
2部だったので、入賞はできると思っていたが、予選で勝った相手に決勝戦でストレート負けしたことは腹立たしかった。
この大会では、予選2試合目で、張り替えたばかりのガットが切れた。なんてこった。
スペアラケットは中くらいのレベルのラケットで悪くないが、いつも使用している相棒ラケットには遠く及ばない。
このスペアラケットで残りの試合、すべて戦った。
大会終了後、ふいにあることが思い浮かんだ。
「あの時、ガットが切れなかったら、、、、優勝できていたのではないか、、、、」と。
近頃の私は、「スポーツに本気で取り組めるのは、身体が元気な若いうちだけだ」と考えるようになり、勝つ確率を少しでも高めるために、多少お金をかけても良いと思っている。(負けてイライラするくらいなら、金かけて勝利した方が嬉しい。)
また、新しい道具を買うと使用するのが楽しみになり、練習に積極的に参加するようになる。(好循環なわけだ)
そのため、プロテインや道具に多少金をかけている。
「1回くらい同じラケット3本揃えてみるか」と安直な考えで同じラケットを2本追加購入した。(45000円)

気分は、むっちゃいい。なんせ、小さいころの夢だったからな。
自分がすごく上手になったような錯覚に落ちている。
これは、参考書を買って満足している受験生みたいなものだ。
決して、これで上手くなったわけではないが、これで、これからの練習も頑張れると思う。うん、頑張ろう。練習に参加しよう。
ただ、現実問題としてラケット3本もいらないので、1本はメルカリで売るつもりでいる。売れると良いのだが。
つかの間のラケット3本生活をエンジョイしようと思う。
以上。
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